アデノディポサイトカイン

「アデノディポサイトカイン」とは

脂肪細胞から分泌される、脂肪代謝や糖代謝を円滑にする働きをもつ、さまざまな細胞間伝達物質の総称です。「アディポ」は脂肪、「サイトカイン」は細胞間伝達物質を意味します。
脂肪細胞は単なるエネルギー貯蔵庫とみなされてきましたが、近年の研究では、身体の機能調節に重要な細胞間伝達物質を活発に分泌している人体最大の内分泌臓器であることが明らかになりました。

生活習慣病とアデノディポサイトカイン

内臓脂肪が蓄積されると、これらの「アデノディポサイトカイン」の分泌に異常をきたし、メタボリックシンドロームの発症に直結することが判明しています。
また、「アデノディポサイトカイン」の分泌異常が起こると、動脈硬化を促進し、糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを高めます。